晩年の一句。草城は二十代で虚子の「ホトトギス」巻頭を飾り、順調な俳人生活をスタートさせた。しかしやがて無季俳句に走り、ホトトギスを除籍。肺結核により五十代で早世した。若い頃に妻との新婚初夜を詠んだ連作もあり、「いのちの限り」に愛妻を残して逝く悲壮感がみなぎっている。(藤英樹)
出典:『人生の午後』
晩年の一句。草城は二十代で虚子の「ホトトギス」巻頭を飾り、順調な俳人生活をスタートさせた。しかしやがて無季俳句に走り、ホトトギスを除籍。肺結核により五十代で早世した。若い頃に妻との新婚初夜を詠んだ連作もあり、「いのちの限り」に愛妻を残して逝く悲壮感がみなぎっている。(藤英樹)
出典:『人生の午後』