古志会員による一句鑑賞

秋の夕ぐれ。家路を急いでいる私を、また人が追い越していった。思えば私の今までの人生も、そういうことの連続であったなぁ。掲句は、誰でも一度は思いあたる、ふとした感慨を、秋の夕ぐれの出来事にかさねて、さらりと詠み上げている。生活者としての心情をありのままに詠った一茶の作品の数々は、この先も多くの人々に愛され続けることだろう。(岡崎陽市)
出典:『句日記』

§2982 · 10月 30, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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