はじめのうち、柳の葉はだんだんと散り落ちてあたり一面はただ土くれがあるばかり、というもの寂しい景色を詠んだものと思った。しかし、柳はその新芽が印象的であるがゆえ、次の芽生えのために散るのだと考えるとこの句の印象が変わった。散っていく黄色い葉から新芽のやわらかい緑が思い浮かび、また、上五を「や」と切ったことにより空間が広がり、「土くれ」の上に建て始められた家や人々の姿が動き出した。(山内あかり)
出典:『古にし夢』
はじめのうち、柳の葉はだんだんと散り落ちてあたり一面はただ土くれがあるばかり、というもの寂しい景色を詠んだものと思った。しかし、柳はその新芽が印象的であるがゆえ、次の芽生えのために散るのだと考えるとこの句の印象が変わった。散っていく黄色い葉から新芽のやわらかい緑が思い浮かび、また、上五を「や」と切ったことにより空間が広がり、「土くれ」の上に建て始められた家や人々の姿が動き出した。(山内あかり)
出典:『古にし夢』