春の渚を歩いていたら、真水の湧いているところがあった。かたわらには桜貝。際限なく波が洗う渚だが、そこに忽然と湧き水を見つけたことで、作者にとって渚はさらに瑞々しいものに感じられ、花びらのような桜貝はより清浄な存在となった。(藤 英樹)
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