古志会員による一句鑑賞

春がいよいよ終わってしまう。風に戻された柳絮があっという間に去ってしまう。それは同時に、春が瞬く間に過ぎ去る淋しさである。春は、古来より日本人が愛でた儚いものの一つ。そして、季節の移り変わりに逆らうことなく柳絮を風に戻すその姿に、人間もまた自然の一部に過ぎないという心持ちになる。(大塚哲也)

出典:『汀子句集』

§1478 · 4月 21, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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