古志会員による一句鑑賞

近年、元日からの商いは珍しくもないが、昔は何があっても一日くらいはお休みで、初売は二日からと決まっていた。計算高い商魂がある一方、七転び八起きの縁起を担ぐ。人はこの両方を持ち合わせているらしい。この世には人間の力だけではどうにもならない事があるからこそ、年神様を迎え、縁起物に気持ちを託すのだろう。(岩井善子)

§106 · 1月 2, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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