古志会員による一句鑑賞

作者は、山辛夷という自然の美に対して直接に、しかも知性的な関心をもつ人なのだ。「ぱらりと咲いて」に、山辛夷の純白で無垢な感じが出ている。バックの青空も鮮やかに目に浮かぶ。そこには、欺かない自然の美しさがある。一方で、田椊 […]

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§1049 · 3月 16, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


種袋とは、特に、春に蒔く種を入れた袋のこと。みちのくを訪れた時、道端で種が売られていたのだろう。いくつもの種袋にたくさんの種子が入っている。袋にその種の花や実の写真や絵がついていれば、種を蒔くのがますます楽しみになる。( […]

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§1047 · 3月 15, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


野焼きの野の中に松の木がある。野焼きの火がその松に燃え移ったのだろう、松から「火の雫」がこぼれ落ちる。「火の粉」というと細かい火が舞い上がる姿を想像する。しかし「火の雫」といえば、松の樹脂が燃えて粘りのある火が垂直にこぼ […]

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§1045 · 3月 14, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


山の斜面などに蒲鉾を連ねたような形をした窯。温度をゆっくりと上げて、千度近い高温で2昼夜ほどかけて焼く。立ち上る煙。通常、焚いた時間と同じくらいかけて冷まして窯出しするから、窯のほてりはすぐにはおさまらない。百千鳥は、い […]

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§1026 · 3月 13, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


秋から冬、そして春へと咲きつぐ椿。ことに、春の椿の咲く様は豪華。境内には、まっ赤な椿があまたと咲き、地面を覆っている。いま、「阿吽の狗」に椿がぽとりと落ちた。たちまちに、紅に染まる狛犬の貌。その瞬間を鮮やかにとらえた。( […]

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§1024 · 3月 12, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·