古志会員による一句鑑賞

句をすんなり読むと「寒さ」が「藍甕の香に沮まれ」たように読めるが、沮まれたのは人=作者であろう。藍が醗酵する時の強い香に思わず立ち止まったのだ。藍の香と寒さがよく響きあった一句である。(北側松太)

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§3346 · 12月 6, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


棕櫚皮の繊維はしなやかで丈夫、水に浸っても腐らない所から、縄やロープ、帚、たわしなどに加工される。棕櫚は暖地の山中に野生している。棕櫚皮を剥ぎに山に入ってきた帚職人。青い空、暖かな日差しの初冬の、職人の暮しのひとこま。手 […]

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§3344 · 12月 5, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「下駄履(げたは)」は下駄を履いて出歩くこと。冬に入ったとはいえ日差しが暖かい小春日和に下駄を履いて散歩していると、道端にびっしりと柊の花がこぼれ芳香を放っている。佇んでいると下駄の素足にも白い花が一つこぼれたのかもしれ […]

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§3342 · 12月 4, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


水琴窟は地中に甕を伏せて空洞をつくり、甕の口をふさいで一定の量の水が溜まるようにしたもので、滴り落ちた水が甕によって良く響くようにした仕組み。おおくは地中に埋められているため、地面に耳を近付け聞くことになる。ことごとく枯 […]

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§3340 · 12月 3, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


脱俗の僧、寒山拾得の絵は牧渓筆をはじめとして多くのこされている。構図もさまざま、「向うむき」という叙し方が幼いときより友達であった、このふたりの僧の禅の境地を遊戯ぶりの、刹那を描いていて玄妙きわまりない。(坂内文應)

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§3338 · 12月 2, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·