酸味のきいた酢橘もいいが、まろやかな橙酢は、京都ではポン酢に使われるほど。掲句は橙をギュッとを牡蠣に絞る瞬間をとらえた。乳白色の牡蠣の上に、灯の色そのままに汁が降ってくる。私も思わず唾を飲み込んだ。(稲田恵子)
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