古志会員による一句鑑賞

空中を浮遊する飛天。仏像の側壁や天蓋に、多くは羽衣をまとい、花を散らし、楽器を奏でて優雅に舞う女性の姿で描かれる。天女のきらびやかな衣から出ている素足。ゆるやかに曲がる足の土上踏が、空を舞っている。そんな姿がかもす一抹の […]

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§2049 · 7月 11, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


美しく力強く燃える篝火の火の粉を浴びて、鵜の首がクローズアップされている。伸びると三十センチにもなる首がギュッとしごかれ、鮎がまさに吐き出されようという瞬間。鵜と鵜匠が一体となった、すさまじい鵜飼の光景を切り取った。(稲 […]

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§2047 · 7月 10, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


夏の昼下がり、道端のひとつところが濡れている。ひと休みしたのか、ひと商売すましたのか、金魚売がやってきたところはかならず水に濡れている。かつて、金魚売は水をはった木桶に金魚を入れ、それを二つ天秤棒にさげて売り歩いた。その […]

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§2045 · 7月 9, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


鮎合せとは異なる川の鮎を持ちよって、鮎の自慢しあうこと。句の鮎合せは、中国・山陰をながれる匹見川、成羽川、錦川の鮎を持ち寄ってのものである。川の美しさ清らかさが、そのまま鮎のうまさになるのだろう。酒も入って、ふるさとの山 […]

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§2043 · 7月 8, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


花火師が打ち上げる大規模な花火と違って、子供が手に持って楽しむ花火を手花火という。暗くなるのを待って、近所の仲良しも呼んで輪になって線香花火をしたものだ。手元の花火が皆終わってしまったと、火薬の匂いの残る煙の行方を見つめ […]

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§2041 · 7月 7, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·