古志会員による一句鑑賞

野分は秋の暴風で主に台風をさす。積乱雲が集まった台風は大抵、大雨をもたらす。台風に向かって南の海から流れ込む湿った空気が、付近の前線を活発にして雨を長く降らすこともある。大きな被害を招くこともあれば、渇水を解消する恵みの […]

Read more...

§2282 · 8月 31, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


早稲が実り始めた田んぼに、澄んだ秋空が広がる。時折、空砲が鳴り、青空にびんびんと響かせている。早稲の田は、雀にとっては待ちに待った絶好の餌場であり、空砲は稲雀を追い払うためのもの。「鳴るなり」の切れによって、威し銃の音が […]

Read more...

§2280 · 8月 30, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


屋外の能舞台に嵐が迫っているのだろう。初嵐は台風の前触れのような風のことで、秋を告げるもの。飯田蛇笏の〈なきがらや秋風かよふ鼻の穴〉という句は、もはやその鼻の穴には息がないということに気づかせる秋風だが、この句の初嵐は、 […]

Read more...

§2278 · 8月 29, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


鳴子は高知のよさこい祭りの楽器として有吊たが、もとは鳥を追い払うための農機具で、縄の端を引くと拍子木が音を出す。山女を釣りに谷に向かう釣人が、ひと様の田なのに鳴子を引いて歩きゆく。山あいの稲田にカラカラと澄んだ音が響く。 […]

Read more...

§2495 · 8月 29, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「萩を」で小さな切れを入れて読み、「吹きあまりし風や」で大きく切って読むのだろう。萩を吹いたさわやかな風が、豆腐の白さをいっそう引き立てる。水の中から掬い取ったばかりの豆腐である。(北側松太)

Read more...

§2276 · 8月 28, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·