斑猫(ハンミョウ)とは猫ではなく、光沢の斑紋のある色鮮やかな甲虫のこと。山道や川原で見られ、近づくと数メートル飛び逃げる。その行動からミチオシエやミチシルベとも呼ばれている。この句は、その斑猫が思わぬほうへ飛んだというの […]
「鯖道」通称「鯖街道」は、若狭湾で取れた、鯖をはじめとする魚介類を京都へ運ぶ流通ルートであった。鯖に塩をして夜間京都まで運ぶと、ちょうど良い味になったという。京の人たちにとっては重要な蛋白源。油ののったおいしい秋鯖が運ば […]
色のよい朝顔を見かけると、種ができたらもらって、来年は私も同じ色の花を咲かせようと思うことはよくある。朝顔の種は比較的集めやすいので、あれもこれも採っているうちに、もとの花の色がわからなくなってしまう。そんな妻を傍らで見 […]
「仏壇返し」とは相撲の技の吊前。四つに組んだ状態で相手の体勢を崩しにいく難しい技だ。かまきりにその技をかけて遊んでいるという。主語は作者か、田舎のガキ大将か。凶暴な三角頭のかまきりの鎌の手と組んで技をかけるとは、よほど相 […]
茶事では竹箸に水をくぐらせ冷やしてから用いるなど、箸に対しての繊細な感情や作法は日本独自のもの。また、箸にまつわる風習も多い。句の箸は杉か檜の割箸であろう。豆腐だからこそ、箸をわった時の幽かな木の香が引き立つ。色彩的にも […]