古志会員による一句鑑賞

「陶枕」は中国から伝わった陶器製の枕。ひんやりとして夏場にはうってつけ。句は、その陶枕に呉須(中国で天然に産出する藍色顔料)で長江(揚子江)下りの舟の絵が描かれているというのだ。何もかも中国尽くし。この陶枕で昼寝すれば、 […]

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§2059 · 7月 16, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


今しがたまでの激しい雨がやみ、辺りはうっすらと日がさして明るくなる。先ほどまでの暑さも一掃され、夕立によってリセットされた気分。濡れた木々を渡る風はじつに心地よい。スクリーンに映し出されるように目前に一山が立ち上がる。心 […]

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§2057 · 7月 15, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


空蝉とは、夏季語であり、文字通り、セミの抜け殻、または蝉そのものを指す。さらに言葉を辿ると、古語の「現人(うつしおみ)」の訛ったもの。転じて、生きている人間の世界、現世「うつそみ」にもつながってゆこう。古代から神の島とし […]

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§2055 · 7月 14, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「這ひ這ひの韋駄天」となったのは赤ん坊だろう。待て待てと追いかけると喜びながら這って逃げる赤ん坊。「油団」のひんやりとなめらかな感触が赤ん坊にも心地よいだろう。赤ん坊を足の早い神様である「韋駄天」としたところがおもしろい […]

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§2053 · 7月 13, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·


「炎天」といえども暑くない。それは「古葉」の軽さ、竹山を吹き渡る風、そしてその風が竹山を揺する音がこの句から暑さを忘れさせてくれる。「はなつ」と「竹の山」を擬人的に表現し、夏を楽しんでいる様子がうかがえる。これもじめじめ […]

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§2051 · 7月 12, 2010 · 飴山實の一句 · (No comments) ·