仲秋、秋分のころは好日も多く、暑くもなく寒くもない土いじりの適期でもある。故飴山先生の家には、庭がなく畑ばかりでもあった。無心に菜園を耕し、畝立ての作業。越冬を考え、おおむね高めにつくる。後の彼岸も中日を含め春同様に一週 […]
「おさかなポスト」を先日テレビで見た。在来種以外の生物を川に捨てることによる生態系の乱れを防ぐ目的で設置された。このポストには生物を慈しむ心と生物の命を軽視する心が交差する。掲句、「方生」とは「方生会」のこと。捕獲した魚 […]
縁側に座って秋の空を眺めていると、一匹の蜂がぽとりと落ちてきた。日があたる石の上で、じっとして動かない蜂の姿は、豊かな秋の終り、そして冬を予感させる。蜂は寒くなるとだんだんとその活動を止め、雌は越冬し雄は死ぬという。(山 […]
金木犀はモクセイ科の常緑樹。幹が犀の皮に似ているので木犀といわれる。中国原産で江戸時代に渡来。花は小さくて目立たないが、散るとき金色の雪のように舞う。密に茂った枝葉に留まり、雨をしのぐ雀たち。金色の花をこぼしながら、ピー […]
犬が、草の生い茂る細い小道を歩いているのだろう。よくみればその背に、可憐な草の花をつけている。草の花とは秋の草に咲く花すべてをいう。寒くなれば枯れてしまうがゆえに、地味だが、また味わいもある。この小さな草の花にしてみれば […]