古志会員による一句鑑賞

写生のひとつの到達点ではないか。動画を見ているようだ。「滝の上に」。このような字余りを、ためが利いているというのだろう。そして、水が一気に落ちて行く。(村松ニ本) 出典:『後藤夜半集』 

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§2131 · 6月 5, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


山間の高き梢に白い九弁の花びらをひらく朴は、天上の花と称される。また散華という言葉は、その花がただ散るというだけでなく、消滅により昇華していく姿を暗示している。病床から見上げる朴の花を、己の命と重ね合わせた茅舎。その命が […]

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§2093 · 6月 4, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


今日の酒の相手は句友(友五)なれば、酒席になにか趣向を凝らしたいものだ。ということで、庭先の、ちょうどそこいらに這っている蝸牛を自分が這わせたようにいう。これが俳味をもたらす。蝸牛のゆっくりとした歩みのせいで存分に酒が楽 […]

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§1951 · 6月 3, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


あの山もこのお庭もまるで座敷に飛び込んでくるようですね。座敷を誉め、庭を誉め、そして山を誉め、この土地を訪れたことを喜ぶ。豊かに茂った葉っぱがきらきらと太陽を跳ね返しているのを座敷の中から見た。その眩しさが「うごき」の一 […]

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§1949 · 6月 2, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


多佳子が最初に句を学んだのは九歳年長の杉田久女だった。久女の作と見紛う句も多い。だが決定的に違うのは、激情に突き動かされながらも多佳子の句には掲句のような明るさがある。それが久女と明暗を分けたのかも。それにしても、現代に […]

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§1946 · 6月 1, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·