古志会員による一句鑑賞

風生晩年の鳥獣戯画を思わせる一句。蟹が何匹も代る代る自分のところにやってきては、泡をぶくぶく吐いては去っていく。擬人法の句だが、リアルな蟹の姿がいきいきと見えてくる。なお、この句には前書きがある。「微恙(びよう)のため一 […]

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§1767 · 5月 31, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


反俳句性の中に、新しい「俳」の兆しを示したのが郁乎の若書きの幾つかの句集だと思う。こんにゃくをメビウスの輪のようにひっくり返してゆくような手わざで、どことなく「俳」の本意を風通しよく明るく立たせてみせる。 この句も難しい […]

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§1765 · 5月 30, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


菜殻火とは菜種油を採った後の菜種殻を焼く火の事。昔、筑紫平野ではよく見られたという。観世音寺は、天智天皇が母の菩提を弔う為に建てた太宰府政庁址近くの寺。平安時代以降、たび重なる火災にあっている。このことを下敷きにした、大 […]

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§1763 · 5月 29, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


龍太の句には生き物がよく登場する。短い言葉で生き生きと表現できるのは、幼い頃から自然と交感しながら来たからだろう。掲句も山中の木の枝を這う、雨にぬれたかたつむりが見えてくる。たった17文字から、風景がありありと眼前に広が […]

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§1761 · 5月 28, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·


新茶は今年最初に摘まれた若芽からつくられる。香りがよくうまみがある。客人か家族のためだろう。新茶を最後の一雫まで、みんなにゆきわたるように丁寧に汲みわけている。心をこめていれたお茶はおいしいが、新茶とあらば尚更だ。(木下 […]

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§1759 · 5月 27, 2011 · 今日の一句(2011年) · (No comments) ·