2月、東京句会のご案内

日時:2月11日(土)
集合:午後1時
会場:古石場文化センター(門前仲町)
〒135-0045
江東区古石場2-1312
03-5620-0224
*アクセスはこちらをご覧ください→地図
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:持寄5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。
*亀戸文化センターや江東文化センターではないのでご注意ください。
 
1月の東京句会報告(34名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠:五句投句/五句選句〉
◎憂きことは冬菜と束ね微塵切り    西川遊歩
◎着たきりの黒あたらしく初鴉     金澤道子
◎餅腹をゆさゆさ揺らし福の神     大場梅子
◎蜜柑箱山と積み上げ籠らんと     丹野麻衣子
◎寒鯉のあばるるままに池浚ふ     園田靖彦
◎君去りて雪国はけさ雪の中      葛西美津子
 カラス鳴くこれから寒波かく来ると  丹野麻衣子
 初句会多士済々の笑みあふれ     佐川あけみ
 鮟鱇の大輪の口残りけり       関根千方
 ふるさとは氷柱の中の山河かな    三玉一郎
 かぐはしき大地あらはる初日かな   神谷宣行
 投げられて鮟鱇どさと雪の上     大場梅子
 大川のほとりに棲みて老の春     吉田順子
 年新た鴛鴦のつがひも新たなり    間宮伸子
 熱々の加賀の棒茶や旅はじめ     金澤道子
 生きる事まだまだ楽し初句会     三田菊江
 連凧のちから合はせて雲の奥     片山ひろし
 家買へるやも初糶の黒鮪       佐川あけみ
 ぽんかんは大国主の頭かな      山田洋
 丘に立つや我家の屋根も初景色    加藤あつ子
 頼もしいしやちよろぎ噛む音二つ三つ 山田洋
 田に撒かんどんどの灰を貰ひ来て   鈴木伊豆山
 こころの火守る如くに火を埋む    片山ひろし
 新玉のひいき力士の一気押し     軍地四郎
 だうだうと神の御前へ初鴉      大平佳余子
 大年の星のきれいな夜なりけり    軍地四郎
 小走りに妻と破魔矢の鈴の音     三玉一郎
 猿廻しわざとしくじる芸ひとつ    西川遊歩
 一升で足らぬ君なり寒見舞      丹野麻衣子
〈席題「新海苔」「冬萌」「日脚伸ぶ」:三句投句/三句選句〉
◎新海苔をあぶれば荒るる海の色    加藤あつ子
◎日脚伸ぶ己の底が知れてより     関根千方
◎新海苔を摘むや波また新しく     鈴木伊豆山
 新島の黒く大きく日脚伸ぶ      神戸秀子
 新しき銭湯の富士日脚伸ぶ      熊谷佐幸
 福島に続く苦難も冬木の芽      片山ひろし
 新海苔や海一枚に凪わたり      神戸秀子
 かつて小津住みし谷戸なり日脚伸ぶ  金澤道子
 味みよと店主の炙る寒の海苔     菅谷和子
 冬萌や崩れくづれし城垣に      神戸秀子
 たばねんとすれば新海苔押し返す   葛西美津子
 冬萌の山をそびらに観世音      金澤道子

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