7月 深川句会のご案内
日 時:7月25日(水)午後1時
会 場:森下文化センター
江東区森下3-12-17
TEL 03-5600-8666
会 費:2,000円
第一句座:雑詠5句出5句選
第二句座:席題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。
6月深川句会のご報告
*6月27日、29名
*一部直しが入っています。
*◎が特選句、他は入選句です。
(第一句座、雑詠5句出5句選)
◎あの頃はみんなおほらか黴にでも 寛子
◎兵の夢の音ならん鉄風鈴 伊豆山
◎隠岐の地図開くやはるか夏怒濤 遊歩
◎夏富士を揺らす団扇の軽さかな 淳子
◎空蟬と臍の緒乾ぶ小引出し かよ
◎一つ葉の岩わり出づる大暑かな 隆子
◎良く生きて骨もひらたきくらげかな 和子
◎報はれぬ汗を平気でかける人 隆子
戯れる水の光よ蒲の穂よ 遊歩
父の日や墓地から見ゆる小さき富士 怜
ゆゑあつて女将となりし単衣かな 梅子
青空やパンダ一歳鳴いて夏至 怜
朝市や牛乳瓶に海胆詰めて かよ
武蔵野の明滅深き蛍かな 間宮伸子
涼しさを汲んでもてなす織部かな 梅子
昼寝より覚めて十字を切る女 明法
白神へ傾ぎつつ摘む蓴かな 隆子
ことのほか鯵の旨さよ梅雨深む 怜
女郎蜘蛛孕みて腹をすかせをり 和子
夏の雲ぬつてぐんぐんロープウェイ 明法
緑蔭や胎へ語りつ編物す 佐幸
デモの尻に吾ゐて樺美智子の忌 伊豆山
あぢさゐのかく寄らずともよささうな 桃瑪
香水の足とまりけり原爆図 ひろし
蹴られても末は地の糧梅雨茸 佐幸
(第二句座、席題「日傘、水羊羹、蝙蝠」、3句出3句選)
◎かの島の蝙蝠ならば見にゆかん 節子
◎かはほりの飛んで荷風の下駄の音 梅子
東京に暗渠いくつや蚊喰鳥 和子
犀川の堤は低しひからかさ 佳余子
原発の水に太るや蚊喰鳥 宣行
かはほりや洞に地蔵と同居して 明法
白日傘相合傘に小さ過ぎ 間宮伸子
ひからかさ一茶の好きな空いろの 秀子
内緒とて水やうかんをもう一つ 桃瑪
フェリー着きつぎつぎ開く日傘かな 佐幸
かはほりの眠る五橋よ月さして 隆子
かはほりや灯のともらない地震の町 明子
かはほりのさかしまの世ぞ面白き 隆子
追ひついて日傘をたたむ男かな 明法
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