4月 深川句会のご案内

日  時:4月27日(水)午後1時
会  場:芭蕉記念館分館
江東区常盤1-6-3
会  費:2,000円
第一句座:雑詠5句出5句選
第二句座:席題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。
 
 
3月の深川句会報告
*3月23日、芭蕉記念館分館
*席題は「朧、鮎汲、山椒の芽」
*一部直しが入ってます。
*◎が特選です。

◎ほめられて春満月と帰りけり    梅子
◎歩きたきものの一つに春の空    逸郎
◎旅人の摘みにし花も花御堂     隆子
◎辛崎の松のおぼろを見にゆかん   梅子
◎鞍馬から貴船へいそぐ木の芽かな  梅子
◎菅浦の桜咲いたか鮎汲まん     梅子
 卒業の子らであふるるけさの駅   麻衣子
 蜥蜴出て大きな靴に踏まれさう   梅子
 月あかり手足のやうに独活伸びて  間宮伸子
 夫よりもよき髭もちて猫の妻    靖彦
 美少女となり泣き虫も卒業す    菊江
 山焼や名もなき山も動き出す    明子
 忘れえず外套脱ぎて待つ姿     淳子
 痴呆てふいのち存ふ桃の花     桃瑪
 幼子は軒の燕に名をつけて     あつ子
 譲られて席にすなほに座る春    逸郎
 食ひ荒らす鹿の出没さくらの芽   梅子
 時差をもう気にしたまふな鳥雲に  怜
 聞き酒や雪解のごとく薄にごり   佳余子
 青饅や二階に住みて小料理屋    隆子
 山葵田の光は水にをどりけり    桃瑪
 白鳥は帰り仮設の残りけり     梅子
 風吹いて馬の子牧を走り初む    宣行
 居眠るか天道虫は葉にとまり    節子
 椿咲く地獄の赤と申すべし     洋
 鮎汲をのがれし鮎や堰めぐる    順子
 叩かれて勢ひ香るや山椒の芽    隆子
 山椒の芽摘みて山椒御殿建つ    佳余子
 きのふつみけさはや伸びて山椒の芽 和子
 世を忘れ世に忘れられ小鮎汲    怜
 丹沢の水で育てし鮎を汲む     ひろし
 虚子庵の玻璃戸のおぼろおぼろかな 間宮伸子
 お手製の四つ手上々鮎を汲む    靖彦
 母の味母に供へん木の芽和へ    菊江
 うち混じる藻のさみどりや小鮎汲  隆子
 天上に汝も彼もや囀れり      伊豆山

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