日時:11月25日(水)午後1時
会場:江東区文化センター
江東区東陽4-11-3
東京メトロ東西線「東陽町」駅下車
会費:2,000円
第一句座:雑詠5句出5句選
第二句座:席題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。
10月の深川句会報告
*10月28日、芭蕉記念館分館
*一部直しが入ってます。
*◎が特選です。
◎一吹の風はたちまち凩に 麻衣子
◎蓑虫のやうに養生なされませ かよ
◎蘆枯るる蘆舟に乗るひともまた 麻衣子
◎大いなる月をこはして舟が来る 和子
◎知らぬまに初こがらしとすれちがふ 梅子
◎留守うれし貧乏神も死神も 和子
◎雀どもとんで枯蘆のこさるる 麻衣子
しみじみと友の便りや柿光る 怜
実むらさき老いてなほなほ恋の歌 靖彦
行く秋の東寺の影やしんとして 順子
凩の生まるる夜をあたたかく 麻衣子
さきがけて暮るる早さの栗の山 怜
難民の目で見る国境すさまじく 遊歩
罰当り新米汚染検査かや 伊豆山
打ち出して色変へぬ松加賀落雁 桃瑪
木道の花野の奥も花野かな 怜
蓑虫やけふも一人の夜が来る 順子
ふるさとの山に一礼稲を刈る 佐幸
凩の海へ難民浮輪かな 伊豆山
祖にひとり薬掘りゐて寿 隆子
隙間貼る事にたけたる夫であり 隆子
くさぐさの露けき物や朝の市 佐幸
新米を炊くや名の水名の土鍋 伊豆山
枯蘆や小舟に酒肴ととのへて 洋
枯れてなほ風に抗う蘆であり 桃瑪
蘆枯れてあはれあらはに蟹の穴 麻衣子
わが村の鎮守もいまは留守なるか 俊一
枯蘆を老船頭の舟めぐる 節子
神の留守狐狸の祠の頼もしく 隆子
伊吹嶺の輝く朝大根蒔く かよ
ゆく秋や恵みいくたの蔓たぐる 靖彦
風に舞ふ塵きらきらと今年藁 隆子
冷まじや難民あふるる水の星 菊江
酒の神酔はせとめおく神の旅 宣行
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