11月、東京句会のご案内

日時:11月14日(土)
集合:午後1時
会場:亀戸文化センター
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:持寄5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。

10月の東京句会報告(36名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠:五句投句/五句選句〉
◎すれちがふ船がゆすりて水澄めり   麻衣子
◎音のして月のしづくかへちま水    和子
◎新米の俵鳴くまで締め上ぐる     東久
◎土佐の人越後の人と雁の棹      二本
◎ゆくところゆくところ秋深みゆく   桃瑪
 僅かなる渚よるべに鴨来る      常之
 金木犀香りもろとも濁流に      常之
 新米の両手に余る香りかな      広
 一本を掘りて日暮るる山の芋     光枝
 下向くなとんぼの影に驚くな     美津子
 台風やわが記念樹を薙ぎ倒す     順子
 丈草の墓も叩けや石叩        二本
 さしてみてやがてたたんで秋日傘   麻衣子
 よき背中二つ並べて釣るは鯊     明法
 毬硬し土に還れぬ虚栗        俊一
 音大の窓辺にハープ木の実降る    佳余子
 枯れ様をしかと見届け萩を刈る    佐幸
 東京のへその辺りや木の実降る    かよ
 背負ふカバン引きずるカバン身の秋ぞ 正和
 一句練ることも夜なべの一つかな   梅子
〈席題:三句投句/三句選句〉
「氷頭膾」「蚯蚓鳴く」「落花生」
◎氷頭膾かんで御身を大切に      麻衣子
◎さびしさのいよいよ蚯蚓鳴きにけり  侑子
◎泥すこし吐きては蚯蚓鳴きをらん   美津子
 酒飲みの越後人より氷頭膾      遊歩
 大水の引かぬ一夜を蚯蚓鳴く     光枝
 父恋ひの酒を汲むなり氷頭膾     宣行
 川向ふむかし色町蚯蚓鳴く      幸三
 満州の赤き夕陽や落花生       正和
 堀りあげてふるふが嬉し落花生    桃瑪
 顔知らぬ父の声なり蚯蚓鳴く     順子
 土佐沖の鯨の氷頭を膾かな      麻衣子

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