本日、東京地方に大雪注意報が発表されました。そのため、8日に予定していた東京句会は中止とします。参加を予定していらっしゃった方には、たいへん申し訳ありませんが、積雪や凍結による交通機関の乱れも予想され、また会場のこどもの城も駅から遠く急な坂もあり危険ですので、やむなく中止とさせていただきました。このお知らせを見られた方は、ぜひ身近な方に中止をお伝えくださいますよう、お願いいたします。
1月の東京句会報告
三十七人参加
* 一部直しが入っています。
* ○が特選です。
○俳界は背骨失せたり冬将軍 佐川あけみ
○人もまた海より来たり海鼠噛む 上村幸三
○佐保姫の名乗りもあらん初句会 上村幸三
○今日よりも若き日はなし初山河 軍地四郎
あかみさす富士の御肌や初明り 関根千方
書初めや心ひらめくまま一句 西川遊歩
路地ぬけて川にゆきつく初椿 丹野麻衣子
凧揚ぐる筆太の龍ぐいぐいと 小宮節子
本復のたくましき声寒波去る 大場梅子
犬鳴くや皿の氷を嘆きては 葛西美津子
狼を大神として山眠る 園田靖彦
膝にのせむかしむかしと読み初め 菅谷和子
一羽来てすぐに五六羽初雀 金澤道子
年越してついてくる気か風邪の神 片山ひろし
○狼を撃ちしと奉る火縄銃 神谷宣行
○読み初めの我をみちびく阿礼の声 菅谷和子
義経や蝦夷狼となりて来よ 大場梅子
勝馬となり大寒のふるさとへ 熊谷佐幸
大寒の扉を押し開き出征す 葛西美津子
かけめぐる夢の枯野に狼も 神戸秀子
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