6月の東京・神奈川吟行句会のご案内

★日時:2013年6月22日(土)午前10:00

★集合場所:大磯駅改札口
池袋、新宿からは湘南新宿ラインで、池袋75分、新宿69分。横浜からはJR東海道線で40分。東京からはJR東海道線で68分。町田からは小田急線の藤沢経由でJR東海道線にて56分。
*集合に遅れる方は吟行をすませて句会場にお入りください。

★吟行地:鴫立庵と島崎藤村旧宅、こよろぎの浜周辺

★句会場:鴫立庵 9:30~15:30 (和室、1日貸切です)
*鴫立庵の中で飲食ができます。近くにレストランがあります。
 
☆大磯は、かつて東海道の宿場町として大いに賑った。明治になって西洋文化の影響で保養地として、華族や政財界、文人達の別荘があまた軒を連ねていた。又、大磯の海岸は日本最初の海水浴場でもあった。
西行が東国に旅した折に、このあたりの海岸を吟遊して「こころなき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」の名歌を残している。後に歌に因んで、古跡として標識の立てられている鴫立沢は、昔の面影が残っている景色の良い地として、西行法師を記念するために鴫立庵を創設した。
藤村が亡くなるまでの2年半を過ごした旧藤村邸は、「静の草屋」と呼ばれ、静かな佇まいの簡素な風情のある家でもある。また「こゆるぎの浜」は、万葉集にも歌われた美しい海岸風景を今も残している。     
☆出句は10句。13:30〆切とします。
[係:大場・葛西]

5月の吟行句会のご報告
薫風の井の頭公園を吟行しました。参加者は15名。
 吹く風も子どもの声も五月かな      美津子
 石と化す大はんざきの眠りかな      梅子
 やに噴いて桜は夏の木となりぬ      秀子
 万緑やふるさと遠くはな子老ゆ      伊豆山
 大山蓮華けふ死ぬとせばこの下で     道夫
 若楓水こんこんと井の頭         あかり
 哀しみの重さ三トン象の夏        宣行
 ざりがにのひしめき合うてバケツ打つ   佐幸
 炎天の骨となりたる花子かな       呑空
 夏帽子象のはな子を取り囲み       靖彦
 初夏や象のはな子の寿          みどり
 人間は蟻のごとしや雲の峰        洋
 モルモットコーナー触れる子の涼し    四郎
 毎日の運動大事青嵐           侑子
 深呼吸終へたるところ蛇苺        博

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