1月、東京句会のお知らせ

  • 日時:1月12日(土)
  • 集合:午後1時
  • 会場:青山こどもの城
  • 会費:2,000円(学生半額)
  • 第一句座:当季雑詠5句出句5句選
  • 第二句座:席題3句出句3句選

* 大谷主宰ご出席の句会となります。
* この月より句会場は青山こどもの城に変更となります。お間違えのないようにご注意ください。

12月の東京句会報告
1座目は雑詠、2座目席題「炬燵」「冬の月」「焼藷」
〈大谷主宰特選句〉
鰤の身の羽衣となる鍋の中     宣行
ストーブを消しておろおろ地震来る 梅子
上州の雪の匂ひの林檎くる     元子
人参の山と売られて又足され  間宮伸子
大根の穴をねぎらい均しゆく    遊歩
後ろから木の葉が来たり風もくる 麻衣子
脚伸ばせ炬燵に猫はをらぬなり  麻衣子
つくづくと二人になりし炬燵かな  眞子
こんもりと小屋の炬燵に山男    正和
火を焚いて焼藷を待つ畠かな    多惠
はかりごと密こそよけれ置ごたつ  靖彦
〈大谷主宰入選句より〉
軒よせてまもる一村掛大根     節子
餞やせめて熱燗すごしませ    伊豆山
藍染を乾かす間の日向ぼこ    潮伸子
楽しげに街をあらして凩よ     宣行
下町の人情が好き葱鮪鍋     ひろし
着ぶくれて鐘ひと撞きによろけたり 節子
永らへて軍国少年開戦日      常之
いま星の生れる途中冬ごもり    宣行
年惜しむ八面六臂のその芸を    梅子
短日や型を伝へて逝きし人    ひとみ
風冷えの後は底冷えポトフ煮え 間宮伸子
音もなく摘みてこぼるる松手入  あつ子
大根の泥が育てし白かな      宣行
千両役者去りてこの世は風花す   元子
億万の木の葉のダンス青空に    千方
冬紅葉夜をあかあかとしてゐたり 麻衣子
日記買ふまた一年をばたばたと   桃瑪
風呂吹や子規にならつて発句前   靖彦
柚子湯からタオルで受ける赤ん坊 ひろし
白菜やざつくり割れば花となり   眞子
狭き部屋ますます狭く炬燵かな   道子
横丁の闇から呼ばれ焼藷屋    ひろし
冬満月鬼門だらけの大八洲     梅子
十字架も屋根も木造冬の月   間宮伸子
芋を焼く富士くつきりと見ゆる日よ かよ

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