古志会員による一句鑑賞

今まで滾々と水が湧きその底までも澄んでいた泉が、土のついた菜を洗ったため濁ってしまった。水面にはちぎれた真っ青な菜も浮かんでいよう。泉は夏の季語だが、菜洗うは白菜や、高菜など漬け菜を洗うことで、冬の季語となるさっと描かれた静謐な日常、澄んだ冬の空気さえ感じられる。(岩井善子)

§3221 · 11月 23, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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