「白雨」は夕立のこと。句は上五の「法隆寺」で切れ、中七の「たる」は完了の助動詞「たり」の連体形だから「雫かな」まで一気に読ませる。法隆寺を流し去るような激しい夕立がやんだ。静寂の中、寺の庇から雫がポタリポタリと落ちている。短い時間の自然の推移を写すことで悠久の歴史が眼前する。奈良連作の一句。(藤 英樹)
「白雨」は夕立のこと。句は上五の「法隆寺」で切れ、中七の「たる」は完了の助動詞「たり」の連体形だから「雫かな」まで一気に読ませる。法隆寺を流し去るような激しい夕立がやんだ。静寂の中、寺の庇から雫がポタリポタリと落ちている。短い時間の自然の推移を写すことで悠久の歴史が眼前する。奈良連作の一句。(藤 英樹)