古志会員による一句鑑賞

窓を開けて風を入れていると、子供の悲しげな泣き声が聞こえる。どの家からだろうか。この子供の泣き声はずいぶん遠くから聞こえてくるようだ。『こどもを泣かす』とあるが、その家では泣きやませようと抱き上げたりあやしたりしているであろう。夏も終りに近い夜の事である。『夜の秋』という季語の斡旋が子供と少し距離感があり、男親らしく感じた。(山内あかり)

§2170 · 8月 3, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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