28日に予定していた「舞岡ふるさと村吟行句会」は、会場が新型コロナウィルスの影響のため休館となりましたので中止とさせていただきます。
2月の句会報告
巣鴨地蔵通りを吟行。参加者は、8名。
風神の春の袋のひもをとく 靖彦
草の餅江戸雲雀野の草摘まん 伊豆山
猿田彦一茶も来たれ草の餅 梅子
鷹鳩と化して巣鴨に来る齢 ひろし
良き人の住むらん梅の香りくる 和子
金柑のはみだしてゐるわらぼつち 美津子
春の風邪人もまばらな巣鴨かな 京子
炎立つ大樹の梅の盛りかな 寛子
<席題>(野焼・田螺・春泥)
鹿はもう谷駆け降りし野焼かな 美津子
野焼して火星の如き秋吉台 ひろし
あまてらすみずほの国の野焼かな 靖彦
栄螺いま田螺となりて春の田に 伊豆山
春泥を踏んで少年恋初めし 梅子
春泥に落すうみ立て卵かな 和子
横向いたり上を向いたり田螺かな 京子
猫の尾の先に春泥乾きをり 寛子
(大場梅子記)
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