深川初句会のご案内
日 時:1月8日(水)午後1時
会 場:森下文化センター
会 費:2,000円
第1句座:自由題5句出5句選
第2句座:席 題3句出3句選
*大谷主宰ご出席の句会です。
皆さまのご参加をお待ちしております。
12月深川句会のご報告
*12月4日,28名
(第1句座、自由題、5句出5句選)
◎特選句
茶の花やあの日だまりに母のゐる 道子
あーうーは歌のはじめや龍の玉 寛子
愛の人悴む人の輪の中へ 怜
ひらひらと鮃は砂となりにけり 和子
元気でゐよと無理難題を寒卵 純子
葱きざむえつちらぎつちら麻痺の手で ひろし
○入選句
赤松にしぐれは息を吹き込んで 寛子
冬晴やのらくろの見た同じ空 節子
八百屋の子葱むいてから登校す 伸子
十二月八日地球儀に赤き日本 道子
熱燗やせめて東京五輪まで 四郎
寒鰤を一気に捌く男ぶり 和子
抱き上げて子に頬ずりを木の実降る 純子
灯台は大根畑のその向かう 俊一
大綿のふくらみちぢみかくれんぼ 秀子
風呂の柚子返せば鳥の食ひしあと 宣行
蟹の宿丸ごと蟹の匂ひして 逸郎
心音の遅速を聴くや懐手 怜
池普請かみつき亀も出できたる 道子
(第2句座,席題「初氷、鍋焼、目貼」3句出、3句選)
◎特選句
目貼して歌仙の小町ひとり占め 秀子
鍋焼きの継ぎも見事な蓋ならん 遊歩
鍋焼を食うて真赤ぞ金太郎 宣行
教室に初氷ある一限目 尚子
〇入選句
赤ん坊の見るもの熱し初氷 寛子
目貼してふつふつわかす煎じ薬 伊豆山
目貼して鯨の胎にゐるごとく 秀子
目貼してすぐに子猫にやぶられる 明子
これなんの切れつ端かや鍋焼きに 直子
(鈴木伊豆山記)
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