4月、東京・神奈川吟行句会のご案内&句会報告

★日時:
2017年4月22日(土) 午前10:00 

★集合場所:
殿ヶ谷戸庭園正門前  
JR中央線 国分寺駅下車 南口より徒歩2分
※早めに着いた方、集合に遅れる方は、各自吟行をすませて句会場にお入りください。

★吟行地:
お鷹の道と殿ヶ谷戸庭園(入園料150円、シニア70円)

★句会場:
殿ヶ谷戸庭園内「紅葉亭」13:00~16:30      
東京都国分寺市南町2-216☎042-324-7991
庭園内には食堂はありません。庭園内、句会場内は飲食可です。

★出句は10句、7句選。13:30〆切とします。

武蔵野の面影が残る小道を、湧水が源流の小川に沿いながら散策します。この辺り、江戸時代には尾張徳川家のお鷹場だったので「お鷹の道」と云われているそうです。

この小川は、ハケの湧水を水源としているので、綺麗な水の中に棲むカワニナや蛍が生息しています。お鷹の道・真姿の池湧水群と呼ばれ、全国の名水百選にも選ばれています。川沿いには無人の野菜売り場もあり、良い句材が転がっていることでしょう。この辺りの名主「旧本多家住宅長屋門」もあり、見ごたえがあります。

殿ヶ谷戸庭園は、かつて岩崎家の別邸であった所で、武蔵野の地形を生かした回遊式林泉庭園です。

✿どうぞお出かけください。
[係:大場・大平・神谷]
 
3月の句会報告

開花宣言の後の花冷の日々、飛鳥山の桜は、一分咲きといったところでした。雑司ヶ谷の鬼子母神と飛鳥山周辺を吟行。参加者は、18名。
 
 花木瓜のごとき一句をあたためて  関根千方
 ゆるやかに都電の運ぶ春ならん   山田 洋
 花冷の心は熱く句会せん      大場梅子
 はくれんの散るやこの世の色となり 葛西美津子
 人間の湧きしごとくに花の山    熊谷佐幸
 持ち上げて春の軽さや御石様    真板道夫
 莟てふ花の子太れ花となれ     神谷宣行
 咲く前の花の気満ちて飛鳥山    金澤道子
 裸一貫この世の中へ地虫出づ    菅谷和子
 大朝寝この世の花を待ちながら   飛岡光枝
 初花の大樹は黒く濡れてをり    片山ひろし
 初蝶の化身のごとく近づき来    軍地四郎
 のら猫の位置定まりぬ諸葛菜    仲田寛子
 わが心うつしてゆるる花こぶし   園田靖彦
 山茱萸の花逆光に見失ふ      多戸昌子
 おもかげ橋さくら朧を渡りけり   鈴木伊豆山
 花の山かはらけ投げの崖ありき   石川桃瑪
 今日よりは桜祭といふ路地に    加藤あつ子

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