5月、東京句会のご案内

日時:5月14日(土)
集合:午後1時
会場:亀戸文化センター
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:持寄5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。

4月の東京句会報告(34名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠:五句投句/五句選句〉
◎花びらの散りこむ甘茶かけ申す    道子
◎ひともとはつむりに残り落し角    和子
◎はらはらと鼠がゆする夜の桜     宣行
◎エンドロール春ゆくごとく流るるよ  かよ
◎灌仏のお顔ほどなる柄杓かな     道子
 だぶだぶの制服の行く桜かな     佳世子
 かの島をけふは隠して花曇      直子
 一羽きし蝶と時間をともにする    宣行
 青空のそこここにかけ巣箱かな    和子
 篁も小町も踏みし青き踏む      東久
 花見酒ふるさとの花誇り合ひ     道夫
 遅れゆくわれにひとしほ花ふぶき   秀子
 靫彦の卑弥呼に酔ふも朧かな     ひろし
 うぐひすを鳴きて猫八春の塵     伊豆山
 漁りしもの負ひ媼花の中       佐幸
 貝寄風やフェリーは腹に車詰め    間宮伸子
 花御堂庭の花々持ち寄りて      道夫
 次の橋までをかけつこ春の風     侑子
 チェロの音春を惜しんでゐるごとく  かよ
 つぶやきのぱつと句となる芽吹きかな 遊歩
 田鼠化してなりし鶉の卵売る     遊歩
 もてなしの鶏逃ぐる竹の秋      佐幸
 いつの世かわれも桜でありし頃    直子
 隣ではブチと呼ばるる猫の夫     和子
 わが夫の刈りし若布を干しに干す   靖彦

〈当季雑詠:三句投句/三句選句〉
「田鼠化して鶉となる」「豆の花」「海雲」
◎田鼠早よ鶉となれや耕すぞ      千方
◎田鼠よき鶉とならんけふの句座    遊歩
◎田鼠化し鶉となるも生き難し     間宮伸子
 而して鼠鶉と化すところ       美津子
 小魚やなびく海雲をゆりかごに    佳世子
 とりあへず海雲の小鉢出してから   道子
 田鼠みな鶉となりて畑しづか     麻衣子
 かの姫の髪の化身か海雲刈る     和子

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