古志会員による一句鑑賞

仏足石とは、おおらかに刻まれた釈迦への思慕を示す標(しるべ)である。かつて仏像を礼拝するしきたりのなかった古代インドでは、菩提樹を植え育てることにも同じ意味があった。おおむね、外にすえおかれその石の面に、秋の供えもののように木の実が降る音がいま、まさに聞こえている。かつてあり、いまもあり、これからもあるであろう人類である、わたしたちにも。(坂内文應)

§3179 · 11月 2, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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