古志会員による一句鑑賞

木の実は、昼夜をわかたず降るもの。お御堂に灯りがともり、その周りがほの明るい。誰そ彼・・・夕刻である。「誰(た)そ彼(がれ)時(どき)」となっても木の実は降りつづけている。「虚空蔵」とは、何ものにもうち破られない智慧や記憶。それをを自由に取り出せる仏菩薩の働きを示す。この菩薩には、かつて十三歳となると知恵詣でをする習いがあったが、少年少女が拾い忘れていった木の実でもあろうか。(坂内文應)

§2668 · 10月 23, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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