石にのって秋の蜥蜴となった、と一直線に述べているが、そこには大きな暗喩が働いている。なぜ、石にのった蜥蜴が秋の蜥蜴か、と問われれば正確な答えなどあろうはずもない。石のひんやりとした感触に秋らしさがあるとしても、それでは説明不足。不足している部分は、暗喩で感じ取るしかない。そういう俳句もあるのだ。 『飴山實全句集』(北側松太)
石にのって秋の蜥蜴となった、と一直線に述べているが、そこには大きな暗喩が働いている。なぜ、石にのった蜥蜴が秋の蜥蜴か、と問われれば正確な答えなどあろうはずもない。石のひんやりとした感触に秋らしさがあるとしても、それでは説明不足。不足している部分は、暗喩で感じ取るしかない。そういう俳句もあるのだ。 『飴山實全句集』(北側松太)