甃は「いしだたみ」と読む。寺社の石畳である。そこに丈のある鶏頭がくっきりと影を落とす。澄み渡った秋の昼時、しんと静まり返っているのであろう。くっきりとした鶏頭の影は、そのまま作者の心のうちに影を落とす。寂しさを誘う一句である。(北側松太)
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