古志会員による一句鑑賞

汀女は、日常のささやかな楽しみ、哀しみを女性らしい細やかな目で詠む俳人だ。そこにはいつも深い感性が感じられる。この句も、掬い上げた網の中の金魚の感触が生き生きと伝わってくる。この句が収められた『都鳥』の表紙、挿画は小倉遊亀が描いており、表紙は磁器の瓶に挿した紅梅、各章の扉絵は土筆、蛍袋、水引草、白菜である。(近藤英子)
出典:『都鳥』 

§2334 · 7月 1, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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