立秋を過ぎた渓谷に、ひんやりとした風が渡ってくる。流れにせりだした大樹からは蔦が下がり、風に吹かれては川面を軽く打っている。そのたびにパッと、山女(やまめ)の群れが散らばるのだ。まるでルアーが川面を打つような風のいたずら。(稲田恵子)
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