子規は「芥子咲いて其日の風に散りにけり」、其角は「ちり際は風もたのまずけしの花」と詠んだ。白や紅の十センチほどの鮮やかな花を咲かせる芥子。どんどん増えて群れる強い椊物だが「風もたのま」ぬほど散り際がいい。されど、花が散るのはやはり惜しいもの。「咲いて其日」に「立つ夕風」が気に掛かる。(松井潤)
子規は「芥子咲いて其日の風に散りにけり」、其角は「ちり際は風もたのまずけしの花」と詠んだ。白や紅の十センチほどの鮮やかな花を咲かせる芥子。どんどん増えて群れる強い椊物だが「風もたのま」ぬほど散り際がいい。されど、花が散るのはやはり惜しいもの。「咲いて其日」に「立つ夕風」が気に掛かる。(松井潤)