古志会員による一句鑑賞

初夏になると日の光は強まり、紫外線の照射も増える。明るく目にしみ入るような光を浴びて花は鮮やかさを増し、海の色や空気の肌触りも変わり、爽快な感じがする。作者はこうした変化を「初夏のむらさき」ととらえ「むらさき透ける」と表現した。まるで生き物のような「むらさき」が、貝の殻にも確かな存在感を与える。(松井潤)

§1553 · 5月 7, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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