古志会員による一句鑑賞

竹の青々とした葉の色が赤茶けてくるのは、多くの樹々が芽吹から新緑を迎える頃。里の山々が緑を増すなか、その色はひときは目を引く。春という多くの命が育つなか、反対に命が入れ代わる時を迎える。筍という竹の子孫を世に送り出した後の竹林は、あらあらとして、まるで子どもを生んだ母親のように疲れはてて見える。(岩井善子)

§1539 · 5月 1, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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