古志会員による一句鑑賞

田の土を鋤などで畦に壁のように塗り付けているのだろう。低く拡がった畦を正し、灌漑水の漏出を防ぐのである。作業の最終段階にきて、水の落し口を丁寧に仕上げる作者。水をオーバーフローさせるための重要な部分。単に眺めるだけの句でなく、実際にやってみて分かったことを句にしている。田づくりに愛着があってこそ生まれてくる実感。(熊瀬川貴晶)

§1271 · 4月 30, 2010 · 飴山實の一句 · · [Print]

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