飴山俳句のもっとも稀有な特質は、この世の美しきもの、清いもの以外を一切、詠わなかったことにある。これは存外に難しく、自身の境涯が余程に据わらないと、とても、かなわぬことである。畑の土と桜の花びらの色彩の照応を単に感受するもよし。この句に天上的な気韻を瞬時に嗅ぎとれるとすれば、それは第一級の読み手といえようか。(坂内文應)
飴山俳句のもっとも稀有な特質は、この世の美しきもの、清いもの以外を一切、詠わなかったことにある。これは存外に難しく、自身の境涯が余程に据わらないと、とても、かなわぬことである。畑の土と桜の花びらの色彩の照応を単に感受するもよし。この句に天上的な気韻を瞬時に嗅ぎとれるとすれば、それは第一級の読み手といえようか。(坂内文應)