4月、東京句会のご案内

4月、東京句会のご案内

日時:4月8日(土)
集合:午後1時
会場:江東区文化センター(東陽町)
〒135-0016
東京都江東区東陽4-11-3
03-3644-8111
*アクセスはこちらをご覧ください→地図
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:持寄5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。
*亀戸文化センターではないのでご注意ください。

3月の東京句会報告(41名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠+席題「桜餅」「春の月」:七句投句/五句選句〉
◎貝寄風に乗り来しものの裔として 村松二本
◎棒鱈が山と積まれてよきかをり  丹野麻衣子
◎腹ごなしせんとて豆を撒きに出る 辻奈央子
◎葉をといてこころにも花桜餅   丹野麻衣子
◎俳諧に身を置く元気桜餅     佐川あけみ
◎田の神の御意に召すまで種浸す  園田靖彦
◎春眠の花やこころやほどけゆく  葛西美津子
◎朧とはものの息吹のはじめかな  関根千方
 雨ふれば雉がかほだす竹林    丹野麻衣子
 松原をとりもどさんと苗を植う  小宮節子
 路地走りつつ恋猫となりゆける  金澤道子
 友待たん春の埃のただなかに   辻奈央子
 罪深きくちびるで食ふさよりかな 菅谷和子
 笑ふ山大口あけてカルデラも   佐川あけみ
 朝寝してまたすこしだけ若くなる 葛西美津子
 涅槃図の鬼の泪を如何せん    西川遊歩
 日々剪定からりと広き柿畑    加藤あつ子
 うとうととして涅槃図の中にをり 菅谷和子
 この木欲し庭はなくとも花辛夷  大平佳余子
 田打して腰を伸ばして辛夷見て  間宮伸子
 存へて何は無くとも桜餅     田村史生
 壷焼の蓋とる顔のよかりけり   村松二本
 大川を渡りていよいよ春の風   木下まこと
 田の神を連れてどこまで田螺かな 木下まこと
 長命寺さんまでゆかん桜餅    金澤道子
 戻る人もどれぬ人や蜷の道    大場梅子
 龍太亡き世に春月の欠けはじめ  木下まこと
 日出づる国をひと蹴り鶴帰る   菅谷和子
 鈴の音のこんがらがつて子猫かな 金澤道子
 対岸に律の姿か桜餅       三玉一郎
 大なゐに耐へし講堂卒業歌    佐川あけみ
 春の水柄杓で放つ稚魚の数    杉山常之
 春の泥踏みていづこへ襤褸の列  真板道夫
 腰曲げて春を愁ふか桜えび    飛岡光枝
 黙祷のまなうらにある朧かな   関根千方
 田楽や豆腐の上の青山河     神谷宣行
 塵の世やせめてなりたき花の塵  山田洋

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