1月、東京句会のご案内

日時:1月14日(土)
集合:午後1時
会場:江東文化センター(東陽町)
〒135-0016
江東区東陽4-11-3
03-3644-8111
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:持寄5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。
古志12月号には1/7とありますが、間違いですのでご注意ください。
亀戸文化センターではないのでご注意ください。

12月の東京句会報告(33名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠:五句投句/五句選句〉
◎枯るる木も枯れぬ木も世の人もまた 石川桃瑪
◎なつかしき日々きらきらと古暦   菅谷和子
◎悪人になりそこなひのマスクかな  西川遊歩
◎逃げてゆく鼠の顔も師走顔     石塚直子
◎鯛焼や人の温みもこんなもの    上村幸三
◎蟹の糶浜は能登弁間人弁      鈴木伊豆山
◎雪降りぬ牧之の窓に降り積みぬ   吉田順子
 ラッセル車雪をはじきて朝へ朝へ  菅谷和子
 寒鰤の力あづかり上寿かな     園田靖彦
 凩のときにやさしく枯らしけり   関根千方
 年忘れ遺影のあるをつい忘れ    上俊一
 外套や畑見回る賢治の背      鈴木伊豆山
 菰巻いてヒマラヤ杉の武骨さよ   小宮節子
 枝につくまま干柿となつてをり   加藤あつ子
 慕はれし上野介の忌なりけり    菅谷和子
 煤払ひひかりと遊ぶほこりかな   菅谷和子
 一木の熟れてゆく実や柚子湯待つ  西川遊歩
 寒天の干され雪ふる気配あり    丹野麻衣子
 枯野来し影を硯の海に置く     神戸秀子
 面倒なボタンが一つ冬の服     多戸昌子
 漱石忌果たして一度国亡ぶ     杉山常之
〈席題「竃猫」「牡蠣」「霜柱」:三句投句/三句選句〉
◎この駅にいつか居着きてかまど猫  神戸秀子
◎竃猫竃の神へ尻向けて       石川桃瑪
◎炬燵猫うまれしときもこの炬燵   関根千方
◎霜柱踏んで俳句の鬼が来る     神戸秀子
◎へなへなと蒸し上がつたり炬燵猫  大平佳余子
◎かぶりつく拳のやうな牡蠣フライ  石塚直子
 かじけ猫家の日だまり知りつくし  金澤道子
 自在なる良寛の書や霜柱      小宮節子
 牡蠣焼くやガンガラガンのアルミ缶 葛西美津子
 新聞紙広げさあさあ牡蠣食はん   那珂侑子
 この巌割りにしは霜柱かな     石川桃瑪
 嫁に来て竃の猫にごあいさつ    菅谷和子
 海ぞこは極彩色や牡蠣あがる    関根千方
 火の神の座に居座るやかまど猫   園田靖彦
 霜柱もぐらの穴の際立ちぬ     関根千方
 かつを節けづればすぐに来竃猫   菅谷和子
 相棒は炬燵猫なりあくびして    大場梅子
 名無しとて居場所を得たりかまど猫 鈴木伊豆山

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