1月、東京句会のご案内

日時:1月9日(土)
集合:午後1時
会場:亀戸文化センター
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:持寄5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。

12月の東京句会報告(35名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
〈当季雑詠:五句投句/五句選句〉
◎一すぢの銀の華やぎ木の葉髪    葛西美津子
◎水鳥を浮かべて海は眠さうな    金澤道子
◎ややこしき納豆の糸日短      間宮伸子
◎ボロ市で売るや明日を開くドア   西川遊歩
◎蟻が蟻をひきずつてゆく枯野かな  関根千方
 かさとして落葉踏む音杖の音    神谷宣行
 日溜りの菩薩の供華は冬紅葉    神谷宣行
 灯を消せばユダヤの暗さ聖夜劇   真板道夫
 煤逃げといふさびしさを今年また  真板道夫
 物持たぬわれも良寛冬うらら    岩﨑ひとみ
 影が来て父の匂ひやクリスマス   わたなべかよ
 冬眠の辺りを払ふ鼾かな      園田靖彦
 悩ましき猫の長生き日向ぼこ    高橋たか子
 開戦日軍国少年存へる       杉山常之
 木から木へ栗鼠の小走り山眠る   小宮節子
 木守柿たうたう光失ひぬ      加藤あつ子
 奈良の山みな低くあり眠りけり   吉田順子
  昭和二十三年
 くつ下に飴が一つやクリスマス   西川東久
 武器よさらば地球は冬の泉なれ   大場梅子
 根の力枯草にして手に負へず    持田明子
 セーターの肘の薄さよ爪を切り   石川桃瑪
 雪女郎夜汽車の窓にはりついて   飯沼明法
 おんぶして温石となる眠り子よ   関根千方
〈席題:三句投句/三句選句〉
「スケート」「鍋焼き」「枝打ち」
◎スケートの影飛ぶ弾丸ゴールかな  西川遊歩
◎枝打つてアルプスの星荒くせる   真板道夫
◎枝打ちの済んで再び山眠る     わたなべかよ
◎枝打つてずらりと並ぶ薪の束    大場梅子
◎ふるさとや下駄スケートで滑りし日 吉田順子
 枝打つてするする下りてくる男   吉田順子
 枝打つてものよくひびく空のあり  丹野麻衣子
 棒立ちのわれにかまふなスケート場 丹野麻衣子
 枝を打つ鋏自在や老庭師      杉山常之
 スケートのガッツポーズや肩で息  園田靖彦
 スケートで転びて恋を得たりけり  菅谷和子
 スケーター見えない羽をひろげたり 三玉一郎
 スケートや美しき結弦に神宿る   三田菊江

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