12月 深川句会のご案内

  • 日時:12月23日(水)午後1時
  • 会場:芭蕉記念館分館
       江東区常盤1-6-3
  • 会費:2,000円
    第一句座:雑詠5句出5句選
    第二句座:席題3句出3句選
    *大谷主宰ご出席の句会です。

 
11月の深川句会報告
*11月25日、江東区文化センター
*一部直しが入ってます。
*◎が特選です。

◎ふりあげて呼びこむ福や餅の杵    怜
◎風流のはじまるところ牡丹焚く    佳余子
◎括られてひとむらとなる小菊かな   逸郎
◎冬帝ののつしのつしと来て止まる   靖彦
◎ぬばたまの夜をもうもうと湯気立つる 和子
◎一輛車湯気立ての湯をふるまはれ   麻衣子
◎初雪がそのまま根雪おらが村     逸郎
 年を取ること諾なはん菊を焚く    洋
 雪囲ふ棒は古りつつゆるぎなく    宣行
 かの欅古りて梟帰り来ず       麻衣子
 夢に現れしひとみな鬼籍牡丹焚く   佐幸
 良寛の俤として木守柿        洋
 母の忌や仏間に雑魚根の布団敷く   佐幸
 寒紅やいくつも武器を持つ女     和子
 話すこと何も話せず日短か      明子
 初水仙母に手向けし嬉しさよ     弘美
 健脚の徒士の血筋や山眠る      菊子
 火ひとつ焚く梟の森の奥       麻衣子
 道を問ふ焚火にあたりまた歩く    遊歩
 よろよろと冬の蜘蛛出て何めざす   間宮伸子
 短日や旅寝も解かず厨ごと      佐幸
 牡丹焚く細かき木も大事かな     麻衣子
 強霜や蛇笏龍太の山並ぶ       桃瑪
 大けやき梟の洞空きしまま      梅子
 妻ごみの八重垣ここに鶴の啼く    靖彦
 新海苔や艶のよきことかをりまた   佐幸
 向ふから綿虫つれて誰かくる     菊子
 見守れるケヤキも老いぬ牡丹焚    菊江
 初雪を冠り老松若々し        俊一
 ご城下の日曜市や湯気立てて     梅子
 玉子酒ねだりて少し咳をする     和子
 初雪の名残りもなくてけさは晴れ   宣行
 もどり来る猫の髭にも初雪が     梅子
 湯気立ての駅舎にこもる朱欒の香   麻衣子
 玉子酒飲みて早寝を楽しまん     洋
 湯気立てて豚まん満ちて華語満ちて  間宮伸子
 しばらくは知らない人と炬燵舟    間宮伸子
 初雪や今朝は見知らぬ町のごと    明子
 初雪のお清めほどにちらつきぬ    菊江
 九条や鍋も論議も湯気立てて     菊江
 質屋いまブランドショップ一葉忌   伊豆山

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