5月、東京句会のご案内

日時:5月9日(土)
集合:午後1時
会場:亀戸文化センター
会費:2,000円(学生半額)
*大谷主宰ご出席の句会となります。
 
4月の東京句会報告(32名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
* 二座目は席題「穀雨」「蜂」「羊の毛刈る」
 
◎柳葉の落ちてすなはち柳鮠      丹野麻衣子
◎どの種もさつと出て来る種物屋    北島正和
◎借りし目をいまだ返さぬ蛙かな    菅谷和子
◎夜蛙のうたの軽みや重くれや     上村幸三
◎おにぎりの鮭もたらこも花のいろ   関根千方
 草餅や大和の寺に火の記憶      神戸秀子
 天平の欠け灯籠や蝶の昼       神戸秀子
 掃き寄せて旅の日数の落椿      神戸秀子
 朧夜や三線鳴れば踊りの輪      熊谷佐幸
 春筍や丸ごと焼いて山家流      熊谷佐幸
 きのふ仰ぎけふは踏みゆくさくらかな 熊谷佐幸
 七色の鱗さばかれ桜鯛        園田靖彦
 種蒔くや雪の立山真向ひに      園田靖彦
 ふくらんで人にみつかる松露かな   丹野麻衣子
 あしたにも明日はありけり遠蛙    間宮伸子
 飛行機を降りればさくらさくらかな  金澤道子
 蓮如忌や末法の世をかろがろと    山田洋
 撃たば撃て振向く雉子の眸に力    神谷宣行      
 将軍の松のこぼせし松露かな     本谷厚子
 かかる日は花見の地虫出でにけん   上村幸三
 海女の村いるかの骨の化石出づ    上俊一
 家買うてついてきたりし桜苗     菅谷和子
 地球儀にさがすパラオや山桜     小宮節子
 学校をどこから見ても桜かな     那珂侑子
 二三切れのせて茶漬に桜鯛      関根千方
 毛を刈るや羊のどこも傷つけず    神戸秀子
 毛を刈られ夕日の染みる羊かな    神戸秀子
 泥つけて腹から刈られ羊どち     丹野麻衣子
 わが庭のこの芽何の芽穀雨かな    丹野麻衣子
 屋根裏をせばめて蜂巣できあがる   山本智恵子
 余生なほ音なき音の穀雨かな     山本智恵子
 見上げれば仏居給ふ穀雨かな     間宮伸子
 ミニスカート足長蜂の如く来る    片山ひろし
 
千方記

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