9月、東京句会のご案内

日時:9月13日(土)
集合:午後1時
会場:亀戸文化センター
会費:2,000円(学生半額)
 第一句座:持寄5句出句5句選
 第二句座:席題3句出句3句選
*大谷主宰ご出席の句会となります。
*会場は亀戸文化センターですので、ご注意ください。

8月の東京句会報告(33名参加)
* 一部直しが入っています。
* ◎が特選です。
◎とんばうのじぐざぐとくる眩しさよ 飯沼明法
◎峰雲のごとき一句をざんぐりと   上村幸三
◎涼しさを色にぬめりにぬなはかな  菅谷和子
◎古扇しならせ一句また一句     葛西美津子
◎雷神を確かに見たる顔と顔     北島正和
 早鐘のごと蜩がすぐそこに     上俊一
 老杉に古老も知らぬ雷の跡     上俊一
 手強きはこの篠竹ぞ墓掃除     上俊一
 一歳のままの姉なり墓洗ふ     大場梅子
 百の鉢摘んであさがほ色水に    大場梅子
 打水に追はれ追はれて亀戸へ    辻奈央子
 村ぢゆうが踊り果てたる夜明かな  辻奈央子
 復興の神輿がゆくや大更地     関根千方
 生き方の違ふ胡瓜とトマトかな   関根千方
 りつしゆうと呟いてみる暑さかな  上村幸三
 火蛾舞ふも無心に辞書をひきつぎて 菅谷和子
 一本の空蝉の木となりゐたり    丹野麻衣子
 夕涼やけふも噴きをる桜島     片山ひろし
 ふるさとは東京渋谷走り蕎麦    金澤道子
 破蓮のやぶれかぶれの終はり方   岩﨑ひとみ
 炎天へ眉くつきりと整へて     山本智恵子
 跳人いまこぼしてゆきし鈴いくつ  園田靖彦
 空蝉となりて琥珀の光かな     飯沼明法
 お一人ひとり原爆名簿お風入れ   鈴木伊豆山
◎まつしろのまん中あかき木槿かな  関根千方
 早や十年ここに集ひて魂祭     園田靖彦
 星奔るローマ帝国とこしなへ    園田靖彦
 底紅やきのふの花をよけて落つ   神谷宣行
 この船に君の名をつけ星飛べり   葛西美津子
 大仏はおん身拭はれ魂まつり    間宮伸子
 星飛んでマルコ・ポーロは東方へ  大場梅子
 流れ星一生長いかみじかいか    上村幸三
 光年を隔てし恋や星流る      片山ひろし
 こんなにも咲きしか木槿掃き寄せて 金澤道子

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