1月、東京句会のご案内

日時:1月11日(土)
集合:午後1時
会場:青山こどもの城
会費:2,000円(学生半額)
第一句座:当季雑詠5句出句5句選
第二句座:席題3句出句3句選
* 大谷主宰ご出席の句会となります。

12月の東京句会報告
* 一部直しが入っています。
* ○が特選です。
○蒲団干すならひの国や晴れわたり   関きみ子
○風の音か師走八日を哭く声か     北島正和
 吊られけるあんかうの眼のありどころ 西川東久
 お日様と富士に背を向け日向ぼこ   山田洋
 柿を干す甲斐の方丈くらむほど    丹野麻衣子
 猫あそぶ鼻の頭を凍らせて      辻奈央子
 漱石山房癇癪持ちの火鉢かな     北島正和
 靴先は落葉に埋もれバスを待つ    持田明子
 父が搗き母がまぶしておろし餅    小宮節子
 吾が内に信長のゐる焚火かな     鈴木伊豆山
 編針にあやつられをり日短か     辻奈央子
 冬麗の蠅かがやけるエメラルド    関根千方
 風邪の神長逗留もほどほどに     大場梅子
 上州は蒟蒻芋と冬桜         山田洋
 猪や一夜に十里駆くるとや      杉山常之
 冬ぬくし波止場に居つく鴎ども    上俊一
 湯豆腐や年金暮らしも板につき    園田靖彦
 吹き寄せて赤青黄いろ枯葉いろ    関根千方
 俳人の端くれにゐて着ぶくれて    佐川あけみ
 波音に誰も語らぬ焚火かな      関きみ子
 湯にうかぶ柚子も赤児もゑくぼかな  本谷厚子
 大根干しあとは三浦の風まかせ    金澤道子
 酢海鼠やふるさとの海荒るる頃    庄嶋あかり
 山ほどの花の無惨や菊膾       上村幸三
 杖ついて大地の凍てを知る人よ    関根千方
○風花となりて降り来よ訪ねこよ    熊谷佐幸
○煤払ひ螺髪に金の煙立つ       西川遊歩
○煤払ひころげいでたる繭ひとつ    丹野麻衣子
 煤竹のあをあをとして巫女の手に   大場梅子

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