古志会員による一句鑑賞

一昨年は1匹、去年は2匹。妻の実家、北海道中標津を訪れた時、「乾鮭」を見た。まさに掲句のごとく、「獣」のような容姿をしている。魚であったことを忘れたように、体は黒色を帯び、細かく並んだ牙が見える。「みちのくの」から、軒下で寒風にさらされてゆらゆら揺れる「乾鮭」の眼が鮮明に心へ浮かぶ。(大塚哲也)
出典:『ベルリン、二句』

§3435 · 12月 15, 2011 · 今日の一句(2011年) · · [Print]

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